椿姫彩菜 わたし、男子校出身です。

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椿姫彩菜 わたし、男子校出身です。
Post DATE: 2008/08/05
価格:¥ 1,260
発売日:2008-06-10
おかえりなさい・・
著者の生き様への疑問
考え方ひとつで人は変わる事ができる
これから困難に直面するであろう子どもたちへのエール
「おぬしはおぬしだ、人目なんか気にするな」

カスタマーレビュー

おかえりなさい・・  (2008-08-02)
身体の性と心の性・・一致しているのがマジョリティーなのでしょうが、組み合わせを考えると四通りは考えられます(他にどれにも属さない半陰陽もありますが)・・社会に適合して生きていくためには、男か女のどちらかに属さなくてはならないとはなんと不自由なことでしょう。

わたし(評者:身体は男性、心は??)には息子が二人ありますが、十年以上前、彼らがよちよち歩き出した頃、たまたま買い物中、道路工事現場に出くわしたところ、ブルドーザーなどの建設機械をみて異常に興奮し、大喜びであったことを思い出しました。家には建築機械のおもちゃも絵本もビデオもなく、「予習」する機会はなかったにもかかわらず興奮するのに驚きました。いわゆる普通の男の子はクルマや巨大メカが好きだというのは、学習によるものでなく、生得的なものなのだということをその時知りました。

聡明な筆者がくりかえし述べているように、性同一性は、学習するものではなくまた、ある日突然「目覚める」ものでもなく、もう本当に、生まれたときからあるものなのです。しかし仮に自分の性同一性に異和感があったとしても、親にも兄弟にも相談できず、悶々とすごすのが普通で、大半は癒しがたい異和感をおきざりにしたまま、世間並みに就職したり結婚したりするものなのです。筆者が自分の「障害」をはっきりと認識して別の人(=本来の自分)に戻るためには、あえて自分の身体を傷つけて、戸籍も抜いていわば「人でなし」になってやり直す必要があった・・というくだりは、読んでいて涙が出そうになります。彼女はほんとに「普通の女の子」なのです、異常な欲望で異常な身体に変形させたのではなく、本来の自分の姿に戻っただけなのですから。

かつて日本に徴兵制があった頃、ほんとは女の子の心を持っているのに戦場に行かなくてはならなかった兵士もおおぜい居たことでしょう。それから六十年以上経て少しずつではありますが「本来の自分」を表現することが出来るようになってきたのです。

彼女には「本当の自分にやっと帰れたね、お帰りなさい」と声をかけたくなります。今後、GIDに限らずさまざまなセクシャル・マイノリティーの人々が、まったく普通に暮らせる世の中になることを切に望みます。

著者の生き様への疑問  (2008-07-25)
表紙写真に映っている著者は美女であるし、まじめに書かれた本だというのはわかるが、良い読後感が残らない。この著者の生き様に対して、どうしても疑問を感じてしまう。

一人の大学生として、一人の大人として、性や病名にかかわらず、当たり前の交友関係や人間関係を築くことができているのか?友人に恵まれているか?これからどんな風に社会の役に立ちたいと思っているか?そういうことを感じさせないまま、ひたすら自分語りが綴られる。

この著者は単に、幼少時の親からの期待、周囲からのからかいなど、成長と共に乗り越えなければならない壁を乗り越えられず、幼少時の反抗期的な感情を引きずったまま、性同一性障害の世界感に閉じこもってしまっているだけとも思われる。この著者の抱えてきた苦しみは、性同一性障害によるものというより、彼自身の生き様ゆえの問題ではないのか。そんな感想を持たざるを得なかった。

考え方ひとつで人は変わる事ができる  (2008-07-10)
ニューハーフとか、性同一性障害とか、性転換と聞くと
好奇の目で見る人・蔑視する人・目をそむける人、
いろいろいると思います。
私もこの本を読むまではその一人でした。

著者の椿姫彩菜さんは、今は現役の女子大生として、
また売れっ子のモデルとして活躍中ですが、
文章の端々に知性と優しさに満ち溢れ、
シリアスな手術の場面や、反発していた親との和解の
場面など、涙無しでは読めませんでした。

読む人をとても優しく包み、強くしてくれる貴重なエッセイ
だと思います。

私はこの一冊で人生観が変わりました。
推薦致します。


これから困難に直面するであろう子どもたちへのエール  (2008-06-24)
体裁としては、最近流行りのタレントの苦労本ですね。
でも内容には引き込まれるものが感じられ、文章が平易なこともあり最後まで一気に読んでしまいました。

当事者の間からは「彼女は美人で恵まれてるから特別」というような批判?があるようですが、彼女が一番理解を求めているのは、彼女と同じような立場でこれから困難に直面するであろう重度の性同一性障害の子どもたちだと思うので、これはこれでいいと私は思います。

男子校で皆から事実上公認の「女子」として扱われる辺りは、マリみてのアリスくんを彷彿とさせるというか、時代の流れを感じさせますね。
また最近の学校では性同一性障害について教えているようですが、彼女のような人が追い詰められるような教え方をしているなら返って逆効果じゃないかと思ってしまいました。

全編を通して感じたのは、彼女の真面目さというかひたむきさです。
困難な状況にあってもそこから逃げ出さず、頼りなげな体で一生懸命立ち向かっていく姿には胸を打たれるものがありました。

過去を隠せばせっかく普通の女として生きていけるだけの資質があるのにもったいないという意見もあるようですが、私は今の彼女の幸せそうな笑顔から、それは違うんじゃないかと思います。
自分の過去を否定して隠し通して、その先にあんな心からの笑顔があるでしょうか。私は彼女の選択を支持したいです。

「おぬしはおぬしだ、人目なんか気にするな」  (2008-06-22)
著者は、心の性は女性だけど身体の性との違いに苦悩した22年間の体験談です。

命を授かってから、自らの性の自認(ジェンダー・アイデンティティ)に
違和感を持ち続けならがらも厳格な家庭での幼少時代を向かえました。

中学、高校では男子校でありながらも、最初は変なヤツに見られても、
時間が経つことで、ひとりの人として個性として、先生や友達に
受け入れられようとする直向な努力が実を結び、著者は、
学校内でもクラスの中でもかけがえのない存在になっていきます。

大学は男女共学であったため、著者への偏見や差別はより強くなっていきますが、
偏見の持たない友達との出会いや、性同一性障害特例法の制定などもあり、
精神的にも、身体的にも女性になることを決意していきます。

さいごに「自分ばかりが悲劇のヒロインになってしまって、自分の傷を
癒すことに必死になってしまっている自分が居る事に気づかされました」
と書いていますが、わたしたちも、ついつい自分の事で精一杯になって
まわりが見えなくなってしまうときがあることを気づかされました。

著者の友人の言葉で、
「おぬしはおぬしだ、人目なんか気にするな」
というフレーズがとっても心に残りました。

とても読みやすい、お勧めの一冊です。

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